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コラーゲン発見と活用の歴史

コラーゲン発見と活用の歴史

1. 紀元前:人類最古の「接着剤」として

コラーゲンの語源は、ギリシャ語で「膠(にかわ)」を意味する「Kolla」と、「生じる」を意味する「Gen」を組み合わせたものです。

  • エジプト時代: 紀元前3000年頃には、動物の皮や骨を煮出した「膠(コラーゲンの未精製状態)」が、家具やパピルスの接着剤として使われていました。

  • 生活の道具: 弓矢の固定や楽器の製作など、人類の文明を支える重要な素材だったのです。

2. 19世紀〜20世紀初頭:ゼラチンの普及

「コラーゲン」という言葉が学術的に使われ始めたのは19世紀半ばです。

  • ナポレオン時代: 戦時中の貴重なタンパク質源として、骨を煮出した「ゼラチン(コラーゲンを加熱したもの)」が注目されました。

  • 家庭への普及: 20世紀に入ると、粉末ゼラチンが開発され、料理やデザートとして一般家庭に浸透しました。

3. 1960年代〜1970年代:構造の解明

科学の進歩により、コラーゲンの複雑な構造が明らかになります。

  • 三重螺旋構造の発見: コラーゲン特有の「3本の鎖が編み込まれたような構造」が解明されました。これにより、私たちの肌の弾力や、接骨院でも重要視される「関節のクッション性」を支える強さの秘密が科学的に証明されたのです。

4. 1980年代〜現代:食べるコラーゲンへの進化

かつては「食べても意味がない(アミノ酸に分解されるだけ)」と言われていた時代もありましたが、研究が進み、2000年代以降は大きな転換期を迎えました。

  • 低分子化(コラーゲンペプチド): 分子を細かくすることで吸収率を高める技術が確立されました。

  • 機能性の証明: 近年の研究では、単なる栄養補給だけでなく、体内の細胞に「コラーゲンを作れ!」という指令を出す役割があることも分かってきています。

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